コンフォートクリニック
靴底の劣化の原因は
「加水分解」！？
「あの靴久しぶりに履こう！」
そう思って、久しぶりに靴箱や下駄箱から目当ての靴を取り出すと
靴底が割れてしまっている。
といったご経験はありませんか？
それは「加水分解」のせいかもしれません。
そもそも「加水分解」って何？
加水分解は、ポリウレタンなどの素材が水と反応して分解する現象です。
靴の底材にポリウレタンを使用している場合、日常的な使用や湿気の影響によって水分が靴底に浸入することがあります。
その結果、ポリウレタンが水と反応し、化学的な変化が起こります。
「加水分解」は経年劣化で起こる現象
加水分解が生じると、靴底の強度や柔軟性を損なうことがあり、結果として靴底が剥がれたり崩れたりする原因となります。
ほとんど履いていなくても発生する経年変化で、通常３年程度で起こる可能性があります。
ウレタン素材の靴底
って実際どうなの？？
「加水分解」の特徴をもった"ウレタン素材"ですが、
素材としての魅力やメリットもたくさんあります！
"ウレタン素材"のメリット・デメリットなど特徴をご紹介いたします。
さまざまなシーン
に活躍する靴底
ウレタンという素材は、軽くてクッション性もあり、摩擦に強い為、スニーカー・革靴・登山靴など多くの靴の靴底に用いられています。
メリット
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軽量性
ポリウレタンは非常に軽量です。
靴底に使われることで靴全体の重さを軽減します。
長時間の着用でも足や脚への負担が少なく、快適な歩行が可能です。
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柔軟性
ポリウレタンは柔らかくてしなやかな素材です。
そのため、靴底が足の動きに柔軟に対応しやすく、歩行時の快適性が高まります。
また、靴底がしなやかであるため、地面の凹凸や段差に対してもより良いグリップを提供します。
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耐久性
ポリウレタンは耐摩耗性に優れています。
靴底にポリウレタンを使用することで、長期間の使用に耐える耐久性のある靴を提供することができます。これにより、靴の寿命が延び、経済的であると同時に持続可能な選択肢となります。
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衝撃吸収性
ポリウレタンは衝撃を吸収する能力が高い素材です。
靴底に使用されることで、歩行時やランニング時の衝撃を効果的に緩和し、足や脚への負担を軽減します。
これにより、快適で安定した歩行体験が可能となります。
以上のように、ポリウレタン素材の靴底は軽量性、柔軟性、耐久性、衝撃吸収性など多くのメリットを提供し、快適で高機能な靴を実現します。
デメリット
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加水分解の可能性
ポリウレタンは水によって加水分解する性質を持っています。
このため、湿気の多い環境や水浸しになると、靴底が劣化しやすくなります。
加水分解が起こると、靴底の強度や耐久性が低下し、使い勝手が悪くなる可能性があります。
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高温に弱い
ポリウレタンは高温に弱い素材です。
長時間の直射日光や高温の環境にさらされると、靴底が変形したり、劣化したりする恐れがあります。
特に夏場や暑い地域での使用時には、十分な注意が必要です。
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摩耗に対する耐性が低い
ポリウレタン素材の靴底は比較的柔らかいため、他の素材に比べて摩耗に対する耐性が低い場合があります。
特に、過酷な地面や不均一な地形での使用や、頻繁な歩行やランニングによって、靴底が早期に 劣化が生じる可能性があります。
以上のように、ポリウレタン素材の靴底には加水分解の他にも、紫外線・高温への敏感さ、摩耗に対する耐性の低さなどのデメリットがあります。これらの点を考慮しながら、適切なお手入れや使用方法を心掛けることが重要です。
靴を長持ち
させるコツ
正しい靴のお手入れをすることで
あなたの大切な靴を長持ちさせよう！
靴を長持ちさせるコツ
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定期的な清掃
土・泥などの汚れや塵をこまめに取り除くことが重要です。
靴ブラシや柔らかい布で優しく拭き取ると良いでしょう。
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適切な保管
靴は湿気の少ない場所に保管しましょう。
直射日光や高温を避け、風通しの良い場所に置くことが大切です。
靴箱に入れて保管する場合は箱の横に穴を開けるなどして通気口を作ってください。
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防水スプレーの使用
防水スプレーを定期的に使用することで、靴を水や汚れから保護します。
特に雨の日や濡れた路面での使用前には防水スプレーを塗布すると良いでしょう。
雨に濡れたら靴底も陰干しで、しっかり乾かしましょう。
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靴をなるべくよく履くこと
なるべくよく履くことで、底材内の空気が循環します。
適度にご利用いただくことで最適な状態が保たれます。
未使用の状態での長期保管には適しません。
以上のコツを実践することで、靴の寿命を延ばし、長く快適にご使用いただけます。
弊社では
靴底の修理も承っております！
「靴底が割れてしまった！！」
そのような場合も、諦めないでください。
弊社では、ほとんどの靴でオールソール修理(靴底の全面張り替え)が可能です。
新しい靴底に交換し、長く履き続けることができます。
修理期間
お預かりしてから約3ヶ月
修理代金
約8,000円〜9,500円前後(税抜)
※配送料はお見積りしてお伝えいたします。
※他に修理箇所が見つかった場合、修理代金が上がる場合があります。
※廃盤品、取り扱い終了商品に関しましてはお修理できない場合がございます。